![]() 広島市中区光南 |
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カラフルな各種のグッズがいっぱいの部屋だった。寺本由利栄さんが満面に笑みを浮かべ迎えてくれる。 吉島病院のボランティアは30人くらい。毎週水・金・第一日曜日に、5〜6人集まってくるとのこと。今日も、寺本さんのほかに、数人のボランティアが、車椅子の手入れなどをしていた。 「ボランティアの中には、毎回来てくれる人もいます。赤十字看護大学生の大西里沙さんも、その中の1人で、高校のときからのおつきあいです」 寺本さんは、少女の面影を残している笑顔のやさしい大西さんを紹介してくれた。 「病院ボランティアは動かないとダメ。みんなの能力をいかに引き出すか、心がけています」 「ボランティアには経歴は不要。例えば、病院長の奥さんと名乗るのは、嫌味なだけでしょう」 「一番大事にしているのは笑顔とあいさつ。これが、なかなか難しいんですね。看護婦さんでも20%くらいは、あいさつしないんですね」 広島市で初めて病院ボランティアを立ち上げたという寺本さんだけあって、すごく歯切れがいい。 ◆寺本さんは、10代のときから、山のゴミ拾い、手話、高山植物を守る会などのボランティアを続けた。 広島市の病院ボランティアを立ち上げたのは、昭和60年から。市内の全病院にアタックした。広島赤十字病院、マツダ病院、吉島病院とつぎつぎ病院ボランティアを開設する。ちなみに吉島病院は2年前だった。 「前向きの姿勢を示してくれたのは、県病院だけ。その他の病院はケンモホロロ。そんなのは聞いたことがありませんと、ことわられました」 「広島県はボランティアが遅れていますね。日本でも後ろから何番目というところです。遅れているのは、ボランティアだけではないようですけどね」 「吉島病院は、院長先生が深い関心を持っておられ、この部屋にもときどきお出でになります」 「今では、法的に病院ボランティアが必要になりました。これからは、ボランティアを理解できない病院はやっていけないように思いますね」 「病院の中には、ボランティアを職員の代わりにと、あてにされているところがあります。ボランティアは職員のためのものではありません。患者さんのためのものだと認識してほしいと思います」 彼女の弁舌はますます快調である。
これに対して、ボランティアは男女4人づつの8人。 まず、手遊びと歌から始まった。ボランティアはお年寄りの手を取り、話し掛け、手拍子をしながら歌う。その熱意は、最初、固かったお年寄りの表情を少しづつほぐしていく。中には一緒に歌う人も出てきた。 つぎは、ゲーム。「神経衰弱」「紙風船飛ばし」「紙の玉のがご入れ」と続く。用具は全部、ボランティアの手作り。患者さんの顔に、活力がよみがえっきた。フイナーレは、「ふるさとの歌」の合唱。 その後の反省会での「お年寄りの信頼を得る10原則」も秀逸。とてもいいイベントだった。 ◆「ボランティアの人たちのやさしさは、もって生まれたものだろうか、努力して身につけたものだろうか」と思っていると、 「ボランティアは、やさしさがあったらできるんです。相手が望んでいることをしてあげる。これがやさしさですよ。特別な資格はいりません。目配り・気配り・心配りがあれば誰にでもできます。自分ができることをすればいいんですよ」 「患者さんの笑顔を見るのが一番嬉しいですね。ボランティアには不思議な力があります。退院のとき、涙を流して私たちと別れていかれる人もあるんですよ」
1 お話し相手 2 車椅子、図書、花かごなどの環境整備 3 車いす介助 4 レクリェーション 5 季節の飾りつけ 6 食事の見守り 7 セラピューティック・タッチ などです。 セラピューティック・タッチは、身体に触れたり擦ったりするケアで、心身の癒しに有効です。12月8日に、セミナーを開催する予定です。広島では初めて取り組みですが、他県では、とっくにやっていることなんですよ」 |
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![]() お年寄りとボランティアが一体になってレクリェーション |
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