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井藤英晴さん
馬上清治さん 浴 靖典さん |
◆「人脈の広さは広島でも有数」と評判の高い井藤英晴さん(39歳)のアポイントをとった。案内されたのは、瀬戸内海汽船の観光船「銀河」。
同乗者は、馬上(ばじょう)清治さんと浴(えき)靖典さん。井藤さんだけと思っていたので、面食らった。馬上さん(47歳)は、ISO関係の会社、テクノファ中国コンサルタンツ(株)の代表取締役。浴さん(42歳)は情報関係の会社、(株)ミックスの代表取締役会長である。
初対面の人ばかりのため、いささか緊張したが、3人の人柄からか、すぐに溶け込むことができた。
◆当日は快晴。初めて乗る「銀河」は快適だった。乗船時間は11時30分から2時間半。ワインとフランス料理に、3人の事業経営談義。あっという間に時間が過ぎた。
井藤さんは船旅の良さを語る。
「バスや電車と違い、船にはトイレがあるし、あちこちに移動てきる空間があります。われわれは、日常、意外に青空を見ていません。船に乗ると嫌でも空を見ますよ。美しい瀬戸内海を眺めながら、ゆったりした時間を過ごすのは、とても有意義と思います」
船旅もいいものだなと共感した。また、このコースは2時間ばかり缶詰になり集中できるので、商談などには絶好かもしれないと思った。
「船だけでは単調なので、いろいろな催しをしたり、各地のイベントなどとコンタクトをとったりしています」
何枚かのチラシを見ると、宮島紅葉狩クルーズのほか、津軽三味線ディナーショー(10月12日)や魅惑のジャズディナーショー(12月14日)などが計画されていた。
◆下船すると、瀬戸内海汽船の応接室で、貸切電車の企画販売をしている株式会社ホテルニューヒロデンの栃木茂さんを紹介された。
「船と電車のコネクトは面白いですよ。これからは、点から線へ、線から面へと広がりを求めていく時代です」
井藤さんの弁舌はますます快調だ。
それが済むと、今度は宇品の「酒商山田」に案内された。お酒の品の多さにびっくり。店主の山田淳二さんのほか、お酒の味鑑定のプロ、森澤賢吾さんを紹介された。
これで終わりと思ったら、まだあった。当日の夜の会合で、井藤さんが発起人の1人になっている異業種交流会「茶爐夢会」例会である。彼によれば、異業種でなく異人種ということのようだったが・・・・。ここでも、草笛の大家であり東洋医学が好きという風変わりなドクター岡内章二郎さんなど、数人の人を紹介してもらった。
◆帰宅して、机に10数枚の名刺を並べた。これまで、こんなにたくさんの印象に残った名刺をもらったことはない。本当にいい日だった。
「ぼくには、物がありません。だから、人と人をつなぐことに情熱を傾けています。新しい人に会えるのは、素晴らしいことですね。人間の脳はデジタル。好きか嫌いかです。ともかく、人を好きになることにしています。そして、好きな人を好きな人に紹介する。1人の人は、たくさんの友人・知人を持っています。だから、1人を紹介することは何人もの人を紹介したと同じことになります」
井藤英晴さんは、温かさもあれば稚気もあるロマンティストだ。今は、ネットワークが求められている時代。サラリーマンの規格から外れている型破りな彼は、会社からも時代からも求められる人材だろうと思った。
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