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| ■広島市中区三川町のマンションにある「自然療法センターソフィア・メディカ」を訪ねた。 部屋に入って驚いた。診療所のイメージとは程遠い。普通の家の応接室といった感じ。自然療法のコンセプトが、こんなところに表れているのかと思った。 山本哲郎先生は、学生時代から心と身体の関係について深い興味を持っていた。それにもかかわらず、心療内科や内科でなく外科を選んだのは、人間の身体を一番広く見られると思ったから。 広島大学医学部を卒業してから、各医療機関を転々としているうちに、現代医学の治療法についての疑問が深くなった。「今の医学は、病気を治しているのではない。薬でおさえているだけだ」 ■1996年、ホリスティックな診療を本格的に開始、2001年には、自然療法センターソフィア・メディカを設立した。 「現代医学に決別したと言っても、治療の分野です。病気の概念は現代医学が一番優れていますし、診断方法も卓越しています。これらについては、従来と変っているわけではありません」 ![]() 「ここに来られる患者さんの多くは、すでに診断を受け病名がはっきりした方です。どうしても直らない人とか、心の悩みを持った人、足腰が痛いという人が多いですね」 「現代医学は対症療法に終始しています。どうして病気が起こっているかということには、全く関心がないんですね。そんな現代医学の治療法に見切りをつけ、病気の原因にアプローチする自然療法に切り替えました」 「この切り替えで問題だったのは、経済的なことです。今の医療は健康保険に支えられているでしょう。薬をばんばん使わなければもうからないようになっている。その薬を捨てたのですからね〔笑〕」 ■先生は、とつとつとしながらも鋭い口調で話し続ける。 「病気の元になるのは「心」。心は「姿勢・呼吸」「食事・排泄」「運動・休養」の三つと深いつながりがあります。医師は、常識的にこの関係を認めています。しかし、お金にならないからその深いところまで勉強しないんです」 「病気を治すには、治りやすい状態をいかにしてつくるかが基本です。自然治癒力を高めることですね」 「落ち込んだら、自然治癒力は落ちます。どうしたら落ち込みを少なくするかが大切です」 先生の自然療法に寄せる思いは、限りなく熱く自信があふれている。その情熱に深く共感、別れを告げた。 |
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