今回は呉にお住まいの落合宗静さん(茶名で本名は静子さん)。年齢は89歳と聞いたが、とても信じられないぐらいお元気。それに表情がとても優しい。落合さんはお茶(裏千家)の先生で、毎週火曜日午後、椿会館にて障害を持っておられる方に茶道教室を開かれている。 私たちが到着したのは、ひととおり練習が終わったとき。受講生の一人がお茶をたててくださった。ハンディを全く感じさせない、なかなかのお点前。とても美味しかった〜。 落合さんは、質問にてきぱきと的確に答えられる。 「お茶はいつから教えられているのですか」 「ここの教室は70歳からで20年になります。お茶を始めたのは20歳過ぎぐらいからなので、キャリアは約70年です」継続は力なりとは、まさにこのことか。 「元気の秘訣は?」 「惜しみなく働く事です。人に喜ばれる事をしているのですよ」 働くとは、はたをらくにするということをふと思い出す。身をもって実行されてきたご様子が伺えた。
「自覚されている性格は?」 「人から頼まれものをされて、断ったことがありません。一本気が強くて、負けず嫌いですから」 女学生の頃、英語の授業の1日目、最初に指名された。「はじめて習う事なのでわかりません」と答えたら教室中が笑いの渦。悔しかった。それ以来、常に一等を目指し、こだわり続けたとのこと。 取材当日の生徒のみなさん。普段は15名ぐらいいらっしゃるそう。 前列左から2番目が落合先生。 正座が得意。じっとこのままの姿勢で集中していられるとのこと。着物も帯で締めるので姿勢が良くなる。お抹茶は美肌効果があり、便通も良くなる。美容には最適。元気の秘訣はここにも潜んでいそう。 「教える事は、自分自身も勉強になる。人にものを伝えるのは難しさもあるが、反面伝わって喜ばれる楽しさもある。そんな繰り返しの中で、日々工夫して成長していける。人に喜ばれる事が嬉しいんですよ。」と、にこにことおっしゃった。 言うだけは簡単だが、実行されているのだなと実感した。 いつまでもお元気で、お茶の良さを多くの方に広めていただきたい。 |
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| 〔記事提供 和田安代〕 | ||||
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