こころに残る一節
夫のストレス、妻のストレス
先日、サラリーマン男性と主婦を対象とした意識調査の結果を見た。
サラリーマン男性のストレスのトップは年代を問わず仕事、とりわけ上司だった。私の場合、大学に勤める教師だったから、ストレスのトップは上司でなかったが、やはり仕事、すなわち研究が最大のストレスだった。ところが主婦の最大のストレスはこれまた年代を問わず「夫」だったのである。
先日、叔父の一周忌で昼食をとりながら私がこの調査に触れた。「主婦の最大のストレスは年代を問わず」と言いかけたら60代の従姉が「夫でしょ」と自信ありげに叫んだ。私が驚いてうなずくと、横から女房が「そうよ夫に決まっているわよ」といやに力強く宣言した。
85歳になる叔父の義兄が「夫が外で大変なストレスに骨身を削っているのが妻には分かりにくいんでしょうな」と微笑みながら言った。私が内心拍手していたら。82歳になるその妻が「夫も少しは反省してくれなくちゃねえ」と隣に座る80歳の未亡人にささやいた。未亡人も大きくうなずいた。
はっきりしたのは、私が死ぬまで女房になじられ続けること、そして悪いのは私の言動や低い人格というより存在自体らしいということだ。断固粉砕いや断固無視。
■一言メモ
この一文を読んで大いに安堵した。どうも妻にとってストレスになっている夫は、ぼくだけではないことがわかったからである。妻のストレスにならない秘訣をだれか教えてくれないかなあ(笑)。