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心に残る話

交響曲第一番


佐村河内 守著


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交響曲第一番
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全聾の作曲家、佐村河内 守さんの自伝である。彼は、1963年、被爆二世として広島に生まれた。4歳から母にピアノを師事。10歳のとき、母にもう教えることがなくなったといわれた。その後は独学。作曲の道に入る。高卒後は音大への進学を両親に強く勧められたが、これを拒否して上京。アルバイトをしながら作曲を続ける。
 この間も高校時代に発症したすさまじい偏頭痛が続き、35歳のときついに全聾になった。その後偏頭痛はおさまったものの、今度は耳鳴り発作がひどくなり、その苦しみのあまり2度も自殺も試みる。
これに加え腱鞘炎を発症、ピアノがひけなくなった。そのあげく、重度の不安神経症・抑うつ神経症を病む。このような言語を絶する難病と闘いながら、数々の名作を生み出していく。

 本書には、このような内容が時の流れに沿って淡々と力強く記されている。著者の人柄もあって、周囲の人たちとの温かいつながりが築かれていくが、中でも、障害者施設の全盲の少女とのふれあいはとりわけ感動的だった。





交響曲第一番


佐村河内 守

講談社発行
初版発行 
2007年10月31日



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