いいことづくめのタバコの値上げ(抜粋)
30年間で日本の心筋梗塞の死亡率は1.8倍も増加しています。その原因は、46%という日本の高い喫煙率にあります。アメリカは23%、フィンランドは25%に喫煙率を下げ、国民全体が健康になっています。タバコの価格が1箱1000円になったとしたら、お父さんそれでもタバコを買いますか?
喫煙率を低下させるには、タバコの値上げがもっとも効果的でしょう。現在300円前後のタバコを1箱1000円くらいに値上げするのです。この方法はいいことずくめで、一石六鳥になります。
一つ目は、タバコの栽培農家と日本たばこ産業の利益が増えます。タバコの税率は現在63%ですから、1箱300円では110円くらいしか利益がありません。ところが、1箱1000円なら370円の利益になるので、喫煙者が三分の一以下に減らない限り利益が増えます。
二つ目は青少年の喫煙率が減少するという効果が期待されます。タバコが1箱1000円だったら、初めから吸わない若者が増えることは間違いありません。麻薬や覚醒剤への第一歩といわれる青少年の喫煙者を減らすことは、国家百年の計といっても過言ではありません。
三つ目は税収が増えます。1箱1000円のタバコに63%の税率をかけますと630円の税収になります。
四つ目は喫煙率が下がれば下がるほど病気が減るので、医療費を削減することができます。医療経済研究機構は、喫煙によって一兆3000億円の医療費が余計に使われていると試算しています。
五つ目は家事が減ります。
六つ目は国民が健康になります。
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テレビじゃ言えない
健康話のウソ(秘)
著者 中原 英臣
発行所 文芸春秋
初版 2008年7月
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