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「ブッククロッシング世界の旅」 ⇒クリック |
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Q まず最初に、ブッククロッシングとはどんなものか、簡単にご説明ください。 財津 ブッククロッシングとは、読み終えた本を飲食店や公共のスペースに置き、読みたい人に無償で譲るアメリカ発の活動のことです。本の人から人への流れとインターネットが結びついた画期的なシステムで、日本語版のサイトは、昨年の9月から本格的に始まりました。 現在の登録者と本の登録冊数は次のとおりです。
Q 会員になったり本を登録したりするには、どうすればよいのでしょうか。 財津 ブッククロッシングのホームページに入って貰えば、すぐにわかります。全体の流れは、「ブッククロッシング世界の旅」⇒クリックを参考にしてください。 Q ブッククロッシングの本には、何かわかるような目印がついていますか。 財津 本の表紙と裏表紙に、「ブッククロッシング中」と表示されたラベルが貼られています。裏表紙には、その他にBCIDという固有の番号がついています。この番号により、感想文を書くなど情報の交換ができるわけです。 Q 本は具体的には、どんなところに置かれますか。 財津 公園のベンチでもいいわけですが、ゴミと間違えれて捨てられる危険性があります。そんなことから、一般的にはブッククロッシングゾーンというところに置かれています。ブッククロッシングゾーンは現在全国で91箇所あります。その数を増やすことは、ブッククロッシングの発展のために必要なので、目下、その増加策に懸命に取り組んでいるところです。 岡寺 私は、昨年、ブッククロッシングゾーンを始めました。今ある本は200冊くらいです。本を読む人にとっては、ブッククロッシングゾーンはとても魅力的な場所だと思います。何気なくぶらりとゾーンに入ると、思いがけない本に出会う・・・。これは、本の好きな人にとってはこたえられない話ですよね。 Q ブッククロッシングゾーンを開設してよかったと思われることは? 岡寺 まず、お店に入って来られる人が増えることですね。店のイメージアップにもつながるように思います。なにしろ経費がかからないんですから有難い話です。もう一つ、これは個人的なことですが、ときどき意外な本が入るので、役得と思いながら読んでいます。
岡寺 インターネットに馴染んでいない人には大変かも知れませんが、普段からパソコンと向かい合っている人には、それほど面倒なことではないと思います。ブッククロッシングを利用すると、思いがけない本に出会うし、登録した本が次々と他人の手に渡っていくを見る喜びもあります。マイナス面よりプラス面の方がずっと大きいと思います。 Q 図書館があるから、新刊本が売れないという声を聞くことがあります。ブッククロッシングが本格的になると、出版業界の不況に油を注ぐということにならないですか。 財津 確かにそういう声もあります。しかし、それはちょっと的を外れているのではないでしょうか。出版業界の不況の根本原因は、過剰な出版点数と内容のない本の流通です。ブッククロッシングを通じて、良い本が読み継がれていけば、本好きの人たちが増えていくことでしょう。そうすれば、全体の購買力も大きくなると思います。 岡寺 図書館がなくなったら新刊書の購入数が爆発的に増えるというのは、やや短絡的ですね。経済的な問題もあるし、図書館には新刊書店にはない味があります。ブッククロッシングゾーンには、図書館にない魅力があるので、むしろ新刊の購買意欲を刺激するように思います。 Q ブッククロッシングを全国に広げていくために、どんな活動をなさっていらっしゃいますか。 財津 昨年の9月、ブッククロッシングの日本版を立ち上げたとき、 BOOKCrossingアメリカ本部CEOのScott Sorochakさんに来日していただき、広島市や宮島で開いたイベントに参加していただきました。その後も、全国ベースでたくさんのイベントを展開しています。先般 「ひろしまフラワーフェスティバル2008」に出店したHUEブッククロッシングカフェも、その1つです。 新聞やテレビなどマスメディアでも、数多く取り上げられています。 Q 登録者数などについて、具体的な目標を立てられていますか。 財津 2009年9月には、全国の登録者数を2万人(現在の約10倍)、ブッククロッシングゾーンを500箇所(約6倍)にしたいと思っています。とくに広島市はブッククロッシングゾーン増加重点地域として、頑張っていきたいと考えています。 Q 最後に、ブッククロッシングの夢をお話しください。 財津 ブッククロッシングには「世界中を図書館に!」という壮大なロマンがあります。日本中が図書館になれば、活字離れの問題も次第に解消し、新しい文化が生まれてきます。こんな夢に向かって、これからも全力疾走していきたいと思っています。 Q 今日は、たいへん面白いお話を聞かせていただきありがとうございました。今後のご健闘とご発展を祈っています。 |
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2008.5.12/戸村彰義 |
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