伝統を生かしながら
自由なタッチで楽しい作品を追求!
 インテリア書家 結城えみ子さん
山本恵由美の明窓園シリーズ第6回


書家 結城えみ子さん
書家 結城えみ子さん
結城えみ子(ゆうきえみこ)さん

インテリア書家 「楽書き結」主宰

広島市南区南蟹屋町1-3-35 

Tel & Fax 082-284-3283
E-mail rakugakiyu@live.jp


教室  基礎コース
     実用コース
     アートコース
     子ども習字
代筆  ロゴ文字
     デザイン文字


郷土人形館  明窓園ギャラリー
Tel 0823-23-4811
 


⇒結城えみ子さんの作品
山本恵由美さん
山本恵由美さん
郷土人形館
明窓園ギャラリー
プロジェクトマネージャー
明窓園ギャラリーとは→


結城えみ子さんは、インテリア書家として、日本古来の伝統を生かしながら従来の書のイメージから脱した新しい自由なタッチで、「生活空間に解けこむ書」「楽しめて親しめる書」を志向。個展の開催や各種展示会への出品、教室の主宰など、精力的な活動を続けている。その様子を伺うため、広島駅から徒歩で5分くらいのところにある結城さん宅を訪れた。

インテリア書家
右 結城えみ子さん
左 山本恵由美さん
インテリア書作品
十二支
インテリア書作品
右 ブローチ
左 ペンダント


⇒結城えみ子さんの作品




山本
  結城先生には、2004年から、私どもの明窓園ギャラリーの展示会に毎年出展いただいていますが、自由なタッチの楽しい先生の作品は、いつもたいへんな人気を呼んでいます。今日は、インテリア書家の道に入られた経緯などについて、いろいろお伺いしたいと思います。
 
結城  私は呉市で生まれました。中学生のとき、書道の先生が数人の生徒を選抜し、その生徒たちの作品を廊下に掲載してくださいました。その中に私も入っていたのです。とても嬉しく励みにもなりました。私の書との出会いの原点は、こんなところにあるのかも知れません。


山本  中学生というと、一番感受性の強いときですね。本当にいい経験をされたと思います。


結城  しばらく書道から離れていましたが、30歳になったとき、とても立派な書道の先生に出会いました。その先生に10数年習いましたが、あまり褒められる先生でなかったことが逆に頑張る糧になりました。先生は私の性格を見抜かれていたのかも知れません(笑)。


山本  それが今日の結城先生を築いているのかも知れませんね。


結城  その先生の許を離れた年は、私にとってターニングポイントというべき時期でした。
 自転車事故に遭い右手を骨折、会社を長期間休んでいるうちに、何か他の仕事がしたくなり、勤めていた会社を辞めました。それから占いにいったところ、
「OLより芸術的な仕事が向いている。何か続けていることがあれば、それをしなさい。あなたは人に喜んでもらうことが大好きですね」と言われました。
 その後、いろいろなことにチャレンジしていましたが、元来インテリアコーディネーターになろうと勉強していたので、インテリア性を生かした自由なタッチの楽しめる書を目指そうと、長年指導していただいた師の元を離れる決心しました。


山本  インテリアを勉強されたことが、作品にも生かされたわけですね。


結城  そうです。日本古来の伝統を生かしながら、自由なタッチの「生活空間に解けこむ書」「楽しめて親しめる書」を目指してきました。そんなことから、作品の素材や額にこだわりを持っています。例えば、貝、陶板、石、紙、布、樽の建材、らんま、うるし、柿渋など、いろいろな素材に挑戦しました。




シーズナブルカード
インテリア書作品
メッセージカード


結城えみ子さんの作品が
下記展示会に出展されます。

なお、メッセージカードは
1枚200円で展示販売。


「全国福の神大集合展」
期日 12月6日〜13日
場所 郷土人形館 
明窓園ギャラリー
広島県呉市
詳細→


山本  書にはいろいろな形のものがありますね。


結城  五体字類といって、楷書、行書、草書、篆(てん)書、隷書があります。その他にトンパ文字もあります。書の基本ですから懸命に勉強しました。
 

山本  どんなコンセプトをお持ちですか。


結城  コンセプトというほどのものではありませんが、『生きた証として書を人に伝えたい」。人に喜んでいただき、楽しんでもらえれば嬉しい』と常々思っています。


山本  そのお気持ちが教室「楽書き結」の設立につながったのですね。


結城  書の教室を始めようと決心したら、周りの方からカルチャー教室のお誘いや作品展の依頼など、本当に不思議な出逢いがありました。心から感謝しています。そうした中で、自然に現在のような作品づくりに進んだように思います。
 ですから、あくまでも楽しく書きたい(作品づくりは苦しいですが・・・)、そしていろいろな方とのご縁を結んでいきたいと言う思いを込めて、「楽書き結(らくがきゆう)」と称する教室を開いたわけです。


山本  先生の作られたポストカードはセンスが良くて素敵ですね。


結城  余白を大切にして、季節感あふれる題材にメッセージを込めて書いています。


山本  子どもさんを対象の書道教室も開かれていますね。どんな点に力を入れられていますか。


結城  書以外のことも教えています。挨拶すること、マナー・ルールを守ることなどです。書については、筆の持ち方、書き順を教えています。今頃の子は筆の持ち方が正しく理解できない子が多いんですよ。要は、学校で目の届かないところを教えたいと思っています。
 書を書くのが苦手な子もいますが、一番大切なことは、真心をもってゆっくり丁寧に書くことです。上手でなくても、少しでも良くなれば褒めてあげることです。

山本  生徒さんは増えていますか。 


結城  残念ながら、その反対です。日本文化を大切にするという意味からも、国、学校、保護者、書の指導者共々、もう少し考えていかなければならないと思います。


山本  これから力を入れていきたいことは? 


結城  現在、商業デザイン文字にも力を入れています。書の基礎ができた上で文字をデザインし、表現力もできる人を育てたいんです。
 今、書道人口が激減していますが、書の楽しさを伝え、書を愛好する人の輪を地道に広げていきたいと思っています。


山本  今日は、たいへんためになるお話を聞かせていただき、ほんとうにありがとうございました。




結城えみ子さん略歴
1989 読売書法展入選 以後数回
1999 第1回縄文アート展 以後例年出品
2001 ナショナルショールームにて二人展
2002 ガレリア・レイノにて二人展
2003 ギャラリー「手」にて数人展
明窓園ギャラリーにて例年出品
2004 宮郷ギャラリーにて個展
2006 福屋デパートにて個展
現在 鯉水会:師範
日本書芸院:無監査資格

商業デザイン文字


2007.11.21/
戸村彰義

バックナンバー

TOP

第一ビルサービスバナー