物語性のあるノスタルジックな作品を追求!
創作人形作家 和泉ゆかさん
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| 山本恵由美の明窓園シリーズ第4回 |

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和泉ゆか(いずみゆか)さん
創作人形作家
広島県東広島市在住
連絡先
郷土人形館 明窓園ギャラリー
⇒和泉ゆかさんの作品 |
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山本恵由美さん
郷土人形館
明窓園ギャラリー
プロジェクトマネージャー
明窓園ギャラリーとは→
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| 創作人形作家として、精力的に活躍されている和泉ゆかさん宅に伺った。東広島市にある和泉さん宅は、シマヘビ(シマヘビ写真)も生息するほどの大きな庭のある邸宅だった。 |
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和泉さんのお家 |

左・和泉ゆかさん 右・山本恵由美さん |
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山本 和泉先生には、私どもの明窓園ギャラリーが創作人形展の開催を始めてから、毎回、出展いただいております。個性的でバライアティも豊富な先生の作品は、いつもたいへんな人気を呼んでいます。今日は、創作人形作家の道に入られた経緯などについて、いろいろお伺いしたいと思います。
和泉 私は呉市で生まれ、広島市で育ちました。24歳で結婚、主人の転勤で広島市から神戸市などへ移り住んだ後、再び広島市へ帰りました。そのとき、息子が幼稚園に入り自分の時間が持てるようになったので、何か面白そうなことはないかと思案していたら、広島市のある画廊で創作人形作家、太山レミ先生の作品に出会いました。
すごく感動して先生に電話したら、今度、作品展をするので見にいらっしゃいと言われ、さっそく伺いました。先生は、そのとき初めて教室を開かれたんですが、私は運よく一期生になりました。当時、私は32歳でした。
山本 まさに運命を決する出合いでしたね。教室では、どんなことを教わりましたか。
和泉 私は、手足が動き表情も豊かで個性的な球体人形に惹かれ、週に1回教室に通いましたが、太山先生は球体だけでなく、固定ボディや着物の縫い方まで、丁寧に教えてくださいました。
生徒の個性を大切にして、のびのび作らせてもらったので、自分の思うような人形の顔を作ることができました。私は夢中になり、3ヶ月に1体、2体並行創作というような状態でした。
山本 人形創作の道に入られてから2年後には、2人展を開かれたと聞いていますが、それだけ打ち込まれたからできたんですね。独立されたのはいつですか。
和泉 36歳のときです。東広島市に帰ったので、これを機会に独立しました。もちろん、太山先生には、その後もいろいろご指導いただいております。2人展後も、各地で開催される作品展には、積極的に出品してきました。マリア書房が出版している「クラフトアート人形」には、9年連続して作品を掲載しています。
山本 先生の人形はまことに多彩で、妖艶な女性を扱ったものや可愛らしい子どもたち、ひょうきんな表情の動物たちを扱ったもののほかに、物語りが感じられる作品もあります。作品の傾向は、創作を始めてから、ずいぶんと変遷されたんでしょうね。
和泉 最初は、色っぽい大人の女性を中心に作っていました。そのうち、骨董など古いものに引かれるようになり、『和』の感じられる作品を作るようになりました。最近は、見ていると背景や物語が感じられるような作品に取り組んでいます。
山本 昔なつかしい、ノスタルジックな作品ですね。昔ながらの『夜店シリーズ』や『囲炉裏端』などをモチーフにした作品を見ていると、なんともいえない情感がこみ上げてきます。こんな作品はどうしたらできるんですか。
和泉ゆかさんの作品⇒
和泉 例えば、骨董屋で見つけた小物から、イメージを次々と連想してふくらませ、「駄菓子屋のおばあちゃん」や「囲炉裏はええのー」ができるんです。とても楽しいですよ。
ところが、自分の心や身体の調子が悪いときは、全然発想が浮かびません。作品を作る手が止まってしまうんです。そんなときは、作りたくなるまで作らないんです。
自分が楽しまなくては、見て下さる方々に楽しさが伝わらないですからね。
山本 創作のエネルギーは、お金や名声などではなく、自分の心の奥深くから湧き上がってくる高揚感のようなものなんですね。心から共感します。これからの作品の展開は、どのように考えられていますか。
和泉 現在、作品の重点テーマにしている物語性のある作品づくりは、今しばらく続けたいと思っています。
山本 将来の夢として、どんなことを考えていらっしゃいますか。
和泉 柱のしっかりした古納屋があるので、これを改造してギャラリーにしたいと思っています。そのためには、まず作品のストックを増やさねばならないと思っています。
ギャラリーは、お茶でも飲んでもらいながら、作品を鑑賞していただけるような、ゆとりが感じられるものにしたいと思っています。いつになるかわかりませんが・・・・。
山本 とても楽しい夢ですね。聞いていてワクワクしてきました。1日も早く実現されることを心から祈っています。今日は本当に楽しいひとときを過ごさせていただき、有難うございました。
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和泉ゆかさん略歴
| 1960 |
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広島に生まれる |
| 1992 |
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太山レミに師事 |
| 1994 |
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創作人形2人展(東広島市) |
| 1999 |
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橘姫に師事 |
| 2000 |
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個展 |
| 2001〜 |
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ギャラリー企画展出品(福岡ギャラリーぶんかどう・群馬とうりゃんせ) |
| 2003 |
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橘姫人形教室出品(しぶや美術館) |
| 2004 |
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・美と創造の夜明け展出品(横浜赤レンガ倉庫)
・パルセロナ国際ビエンナーレ(パトリョ邸)
・「布の夢みて」出品(呉市明窓園ギャラリー) |
| 2005 |
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・創作作家大人形展(呉市明窓園ギャラリー) ・現代創作人形作家24人展出品(丸善丸の内本店) |
| 2006 |
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人形の創り手たち出品(丸善丸の内本店) |
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和泉ゆかさんの作品が下記展示会に出展されます。
「創作作家大人形展inくれ」
| 期日 |
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6月7日〜16日 |
| 場所 |
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郷土人形館 明窓園ギャラリー/広島県呉市 |
| 詳細→ |
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| 2007.5.14/戸村彰義 |
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