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アマゾン・インディオ文化展に向けて
2007年5月25日〜31日
熱帯森林保護ひろしま
松岡敏子さん


松岡敏子(まつおかとしこ)さん 


代表
熱帯森林保護ひろしま


〒731-5167 広島市佐伯区観音台3-8-13
Tel&Fax  082-923-5166
mail  rfjh@eeknow.jp

南 研子さんと熱帯森林保護団体⇒

現在、「熱帯森林保護ひろしま」は、来年の「アマゾン・インディオ文化展」に向けて、総力を挙げて準備している。代表の松岡敏子さんに、文化展開催の経緯や趣旨などについて伺った。


アマゾン・インディオ文化展

◆アマゾンの熱帯雨林が猛スピードで消滅しています。
2003年秋でその6分の1が消失しており、このままの勢いでいけば数十年後には広大といわれるアマゾンも無くなるだろうと言われています。
◆アマゾンの熱帯雨林は、地球の3分の1の酸素を産み出しています。しかもアマゾンには地球上の生物遺伝子資源の約半分が生息しており、このうち明らかにされているのは僅か2%とも言われます。
アマゾンの消滅は、地球環境の破壊、貴重な生物資源の消失など、地球の未来に計り知れない大きな打撃を与えます。
◆アマゾンでは先住民であるインディオが独自の文化を持って生きており、アマゾンの消滅は彼らインディオの生存を不可能にします。インディオの生活を守ることは、地球環境を守ることにつながるのです。



開催期間 2007年5月25日(金)〜31日(木)
場所 広島市アステールプラザ市民ギャラリー・多目的ホール
開催趣旨 現在、アマゾン・ジャングルは危機状態にあり、地球環境への甚大な影響が憂慮されている。この環境問題のほかにも、絶えまなく続く戦争、荒廃する人間性など、今や先進国の物質文明には限界が見えてきている。
こういった地球環境を思うと、今、平和都市ヒロシマで、自然に畏敬の念を持ち続けているインディオ社会を紹介し、生きる意味は何か、真の豊かさは何か、人間の原点はどこにあるのかを問いかけることは、非常に大きな意義があると考える。
実施内容 ◇アマゾン・インディオの写真、絵画、工芸品、装飾品、生活用具等の展示
◇アマゾン支援者・環境サポーターによるシンポシ゜ューム開催
◇アマゾン・インディオによるパフォーマンス
◇アマゾン支援アーティストによるコンサート、アマゾン映像上映会開催
◇ボディペインティングなどのワークショップ開催
入場料 1000円(前売り800円)
主催 アマゾン・インディオ文化展実行委員会




カヤポ族リーダー・ラオーニ
アマゾン・インディオ文化展出席予定


左 南研子さん
中央 メガロン
右 パウロ ビナジェ

アマゾン・インディオ文化展出席予定

■7月9日(日)、広島市留学生会館で開かれた「アマゾン・インディオ文化展準備打合会に参加した。そこでは松岡敏子さんなど数人が熱心に議論を交わしていた。
 アマゾン・インディオ文化展のあらましは、おおむね上記のとおりだが、議論の中心は、文化展の開催趣旨をわかりやすく周知するにはどうしたらよいか、目標としている3000人の入場者をどのようにして集めるかなどだった。


 松岡さんが、展覧会について次のように補足説明した。
「文化展には、カヤポ族の長老ラオーニやメガロンが参加してくださることになっています。
 ラオーニはパワーもあればオーラもあるカリスマ的リーダーで、ブラジル大統領にアポなしに会える珍しい方です。
 かつて彼はローマ法王に会ったとき、『キリスト教をアマゾンに持ち込んだのはあんたか。そのためたくさんのインディオが死んだ』と抗議しました。これを聞いて、法王はラオーニに謝ったそうです。
 ラオーニから、こんなメッセージがあります。『森がなくなると、インディオは死ぬ。しかし、文明国のお前たちも死ぬ』
 今までのアマゾン展というと、珍しい昆虫や動物を紹介するといった興味本位のものが多かったように思われますが、今回の文化展は、アマゾンの本当の姿を知って欲しいという観点から、生活用具などを中心にしたインディオ文化を紹介することにしています。
 これらの文化がありのままで深く見られるのは、インディオと南研子さんとの間に強い信頼関係が生まれているからこそなんです」
 
 
■松岡さんは広島生まれの広島育ち。数年前、南研子さんの著書「アマゾン、インディオからの伝言」(ほんの木)に出合って強烈な衝撃を受けた。彼女は当時を振り返る。


「当時、子育てのことで悩んでいました。こんなとき、南さんの著書に出会ったんです。彼女は自分の全財産を投げ打ち、命を賭して10数回もアマゾンに行き、インディオの救援活動や熱帯雨林の保護活動に全力を投入されていました。
 それに比較すると、自分はなんと小さなことにこだわって毎日を過ごしているのだろうと思いました。
 南さんが修道大学で講演されたとき、『親の言うことを聞くな。どうせが親は先に死ぬ。ガマンせずに自分の好きなことをやれ』と学生に言われました。それを聞いて、目からうろこが落ちるような思いがしました」



カマラ・メイナク絵画展
スタッフの集まり

カマラ・メイナク絵画展
2006.5.17-21


左 松岡敏子さん
右 南 研子さん


 2003年、彼女は市木育男さんたちといっしょに、熱帯森林保護団体ひろしまを立ち上げた。
 その後の活動はたいへん活発で、南研子さんの講演会・アマゾン報告会、アマゾン写真展などを毎年数回ずつ開催するほか、昨年はアマゾン・インディオ文化展のプレイベント「カマラ・メイナク絵画展」を開催した。


「当初、熱帯森林保護団体ひろしまを立ち上げたときは、やれる範囲でやろうということで、大げさなことは考えていなませんでした。ところが南さんの一声で、全国で初めての熱帯森林保護団体の支部になったんです。今では市木さんのほか、松生由紀子さん、白井薫さんなど10人くらいで事務局を運営し活動しています、会員も100人を超えました。
 昨年のカマラ・メイナク絵画展には、おかげさまで400人もの方々にお出でいただきました。この勢いを維持し、アマゾン・インディオ文化展には3000人の参加者をと意気込んでいます」


■松岡さんは、熱帯森林保護団体ひろしまを始める前には、ガイアシンフオニー自主上映のボランティア活動にかかわっていた。


「ボランティア活動をすると、人と人との繋がりが生まれ、元気が出ます。世界を見る視野も広くなります。ボランティアは自分のためになります。今までボランティア活動を続けてきたのは、結局、楽しかったからですね」と彼女は楽しそうに笑った。


 アマゾンの経験は?と尋ねると、彼女は笑いながら答えた。
「行っていません。とても南さんのようにはなれません。私は自分のやれる範囲で、力まず自然体で地球環境問題の解決にいささかでもお役に立てれば幸せと思っています」


 最後に、南さんの新刊書のことについて付け加えた。
「南さんの『アマゾン、インディオからの伝言』はとても感動的な著書でしたが、その続編が今年の暮れに発刊される予定になっているので楽しみにしています。皆さんもぜひご購読ください」
戸村彰義

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