ひょうひょうとした中に
落語に真剣に生きる
平々亭青馬(へいへいていぶるま)さん |
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平々亭青馬さん 33歳
本名 初田 昭彦
落語家
〒733-0814 広島市西区己斐西町25−11−13−208
TEL
090-9501-3885
FAX 082-271-5224
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| 広島市で、アルバイトなどをせず落語専門で生活しているのは平々亭青馬さんだけといわれる。それほど広島市での落語環境はきびしいのに、青馬さんは彼独特のスタイルでひょうひょうと生きている。その生き様に迫った。 |
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■青馬さんは、落語のほかに司会など幅広い活動をしているが、活動の根幹である落語の月平均出演回数はおおむね10回を超えるという。
「定期的なものは、『FMななみ』に、毎週出ています。ちなみに、火曜日は12:00〜14:00、木曜日は12:00〜14:00と15:00〜15:30です。そのほかに、公民館や老人大学、老人ホーム、デイケアセンター、夏祭り、クリスマスパーティ、忘年会、企業の総会や○○周年記念など、あらゆる場に出ています。
ジョイントについても、ミュージシャン、マジシャンなどジャンルを問わず組んでいます」と意欲的だ。
■彼は、昭和47年、広島市に生まれ広島市で育った。大学も広島市内にある修道大学に入る。
落語に出会ったのは大学1年生のときのことだった。
「落語研究会に入っている先輩から、熱烈な勧誘がありましてね。初めは逃げていたんですが、せめて部屋まできてくれというので行ったら、クラッカーなどでたいへんな歓迎を受けました。そのため断りきれなくなり入会したんです。
それから16年たちますが、当時の連中のなかで続けて落語をやっているのは私だけです」
彼は入会したものの当初はあまり熱心でなく、いつのまにか2年の歳月が過ぎていったが、3年生になったとき、ふとしたことから本格的に取り組み始めた。
「最初の2年間は義務的にやっていました。3年生になったとき同期生が男1人、女1人になったため、外部からの依頼があれば出演するようになりました。
ある夜のこと、帰り際にいくばくかのお金をもらったとき、ふと、自分のチャンネルが変わったんです。こんな人生もあるのかと思ったんです。お金で人生が変わるのは不純ですよね(笑)。
それからはネタ探しにも熱が入るようになり、お客様に笑っていただけるネタがないか、いつも考えるようになりました」。
落語で身を立てる決心をした彼は就職活動を止め、両親にそのことを伝えた。
「父母はビックリ仰天、大反対しました。それから地道に2人を説得したんです。1年かかりましたね。最後には、そこまでいうのならと、あきらめたようです(笑)」
大学卒業後は、居酒屋などでアルバイトしながら落語を続けた。
「東京や大阪にいくことは、まったく考えませんでしたね。上方などに行っても、それほどチャンスがあるとは思えなかったし、根っからの広島人だから広島で生きた方がよいと思ったんです」
このように語るが、苦労も多かったようだ。
「最初の頃はお呼びが少なかったですね。5年前頃は居酒屋だけでした。しかし、今は違います。ずいぶん、チャンスが増えました。将来への確かな手ごたえを感じています。つき合いが格段に広くなり、お客様が増えてきています」
大学1年生のときに落語を始めてから16年間、この間の地道な努力が実り始めてきたのだろう。
■これからの抱負について、つぎのように語る。
「この16年間で、個性というかクセがつきました。私は新作落語・創作落語が多いんです。古典は、若い人にわかってもらえません。人情噺(はなし)は年取ってからでなければムリです。自分の年齢にあったネタでやっていこうと思っています。
落語家だからといって、落語にこだわりたくないんです。今しばらくは、古典落語でなく『現代落語』中心でいこうと思っています」
広島市には、彼しか専門の落語家がいないことからみても、落語環境はきびしい。
「広島には寄席(よせ)がありません。広島市南区民センターで年6回落語を定期的にやっているのと、デオデオ8Fで吉本興業が月2回やっているだけです。
確かに、広島市という土地は、文化が育ちにくいんですね。しかし、なんとか文化を育てたいと、いろいろなサークルができています。それらのサークルに入り、いささかでも力になりたいと努力しています」
彼が、現在、所属しているのは、つぎのサークルである。
・広島を面白くする会
・広島演芸協会
・雅楽多お笑いライブ
・NPO法人 プロ市民の会(公共空間活動推進プロジェクト)
・挨拶をする会
好きなことばは、「初心忘れるべからず」。これから大切にしていきたいことは、人と人とのつながりという。
最後に、女性は好きかと聞いたら、
「もちろん好きですよ。ホモじゃあ、ありません。ご縁があれば結婚します」と大笑いした。
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| (戸村彰義) |
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