「フコイダン」ってご存知ですか?
周 長芳先生
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ガンの抑制作用があるといわれる健康食品には、アガリクス、メシマコブ、ABCC、プロポリス、キチンキトサンなどがある。
これら健康食品ほど知られていないが、フコイダンという個性的な健康食品がある。この研究をライフワークとしている周長芳先生にインタビューした。 |
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フコイダンの生理作用

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最近、「代替医療」が脚光を浴びているようですね。そのあたりから・・・・。
現代西洋医学はたいへんな進歩を遂げてきましたが、ガンなどの疾患については限界があるとも言われています。そういう背景から、自然治癒力を高めて病気を治療する「代替療法」が、人間に優しい医療法として世界の新しい潮流になりつつあります。
そのメニューは、免疫療法や健康食品、ハーブ療法、アロマセラピー、精神・心理療法など非常に多岐にわたっています。フコイダンはその中の健康食品の1つです。
フコイダンという健康食品は、あまり聞いたことがないですね。
アメリカではポピュラーな健康食品なんですよ。日本でも沖縄では、随分愛用されています。
フコイダンは、いつごろ発見されたんですか。
1913年、スウェーデンのキリン博士によって発見されたんです。それからおよそ80年後の1996年、日本癌学会において、フコイダンにはアポトーシス誘導作用があると発表され、副作用のない治療法として脚光を浴びました。
ところが残念なことに、製造コストが高くつくため普及しませんでした。最近になって、生産技術が改良され価格面でもかなり安くなったので、注目されるようになったんです。
(注)アポトーシスとは、細胞が自らを死滅させるメカニズム。ガン細胞はこのメカニズムがこわれているため、無限に増殖すると言われる。
フコイダンとは、一体どんなものなんですか。
モズクやメカブ、コンブ、ヒジキなど海藻の表面は、ヌルヌルしていますね。このヌルヌルがフコイダンです。
潮が引くと、海藻は乾燥して傷みます。そのとき、細菌やウイルスに汚染されないように海藻を守っているのがフコイダンです。
フコイダンは硫酸基化された多糖類で、その成分の中に「硫酸化フコース」があります。これが抗がん作用や抗菌作用・抗ウイルス作用を持っているんです。
どの海藻に、一番たくさんフコイダンが含まれていますか。
ダントツでモズクです。中でも、トンガ王国の天然モズクは、フコイダンの含有量がきわめて多く、しかも無公害で安全です。
フコイダンは、どんな病気に効くんですか。
それが随分、幅広い生理作用を持っているんです。(上図参照)
理解しやすいように大別してみますと、ガンの抑制作用、血流障害の抑制作用、アレルギー疾患などの抑制作用の3つに分けられます。これらについては、いろいろな実験や治療例などから有効性が確かめられ報告されています。
クスリとして認可されないんですか。
フコイダンは分子構造が多様なため、同一物質を得ることが非常に難しいんです。まず、この問題をクリアしなければなりません。その他の問題としては、認可を得るための巨額の費用です。それに10年以上もの期間も必要です。
このようなことから、健康食品として1日も早く世の中に出した方がよいと判断したわけです。
モズクを食べただけでは、ダメなんですか。
一般的な健康法としてはそれでいいと思います。しかし、病気の予防や治療ということになると、かなりの量のフコイダンをとる必要があり、例えば、バケツ1杯のモズクを毎日食べなくてはならなくなります。
これはムリですよね。消化不良を起し病気になってしまいます。人間には、フコイダンを消化する酵素がないんです。したがって、健康食品を食べて、フコイダンをとっていただくのが最良ということになります。
健康食品を食べる際、低分子のフコイダンの方が体内に吸収されやすいと聞きましたが・・・。
そういう研究もありますが、分子量が小さくなり過ぎるとフコイダンの構造がこわれ、効果が薄れるともいわれます。やはり一定の高分子構造が必要と思われます。
その他に、固形と液体の場合、どちらが吸収されやすいかという論争があります。これは本質的な問題ではないと思います。胃の中に入ると、固形物も2〜3時間で液体になってしまうんですからね。
トンガ王国のフコイダンが優れているのはなぜですか。
トンガ王国フコイダンの元になっているモズクはトンガの天然モズクで、鉛など重金属に汚染されていません。それにフコイダンの含有量がきわだって多いんです。そんなことから、単位当たりのコストも安くなり、販売価格に反映されています。大量生産にも応えられるので、これから需要が増してくると、さらに価格の引き下げが期待できるでしょう。
トンガ王国のロケーション
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周先生とフコイダンの出会いは?
東京医科歯科大学大学院を卒業して5年間、某健康食品メーカーの研究室に在籍しました。
その会社は10万人の顧客を持っていましたが、ガンに効く健康食品はありませんでした。ところが、このニーズはすごく高いんですね。
研究室に入って4年目を過ぎた頃、末期ガンの人(72歳)が研究室を訪ねてきました。なにかいい健康食品がないかと聞くんです。
商品はありませんので、素材としておかれていたフコイダンを提供しました。それから6ヶ月もすると、驚いたことに自然治癒し仕事もできるようになったんです。それを見てすごく感激、フコイダンを世の中に広めたいと思いました。これがフコイダンとの出会いです。
なるほど、それでライフワークにされているんですね。これからのご活躍を祈っています。本日はありがとうございました。
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■周 長芳先生の略歴
| 1987年 |
上海第二医科大学臨床検査学部卒業 |
| 2000年 |
東京医科歯科大学大学院医学系研究科博士課程終了 |
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学位取得。 |
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中国医学科学院薬用植物研究所客員教授 |
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