| 「もりメイト倶楽部Hiroshima」ってご存知ですか? 山本恵由美さん
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A 見たところ禿山はあまりありませんが、森林の破壊は、実態としてはギリギリのところまできています。 その原因は、開発による面積の減少と、使われないで放置されているための荒廃があげられます。後者の現象は、日本の歴史をひもといてもなかったことで、深刻な状況になっています。 Q どうして森林が放置されるようになったのですか。 A 日本では人件費が高騰したため、ほとんどの木材が輸入されるようになりました。それに、燃料も薪から石油やガスにかわり、肥料も堆肥から化学肥料にかわりました。 こんなことで、森林は入る人がいなくなり荒れ放題になったのです。 Q 放って置けば、自然に原生林になるのでは? A 一度手の入った人工林は管理を怠ると、木々の育ちが悪くなり保水機能も弱くなって、自然災害が発生しやすくなります。その他、動植物の生態系がこわれるという問題もあります。 このような状況から、日本の森が死ぬ前に再生させなければならないと、全国的な運動が広がってきています。 「もりメイト倶楽部Hiroshima」は、その一環として、いささかでもお役にたちたいとがんばっています。 Q 例えばどんなことをされていますか。 A 広島市安佐地区の数ヶ所のフィールドで、松の枯れ木を伐採したり、植林地の下草刈り・間伐・枝打ちをしたり、雑木林の手入れをしたりしています。要請があれば手入れの必要な山に出向き、間伐の作業もしています。 Q 当倶楽部が発足したのは、いつですか。 A 1997年4月です。広島市もりメイト養成講座第一回生の有志が設立したもので、講師などを含め35名で発足しました。 Q
A 約120名になっています。当初と比較すると、技術も格段に向上しており、行政や企業などに、年間60人くらいの講師を派遣しています。部会も、出前森林部会・里山部会・クラフト部会・農業部会が設置され、それぞれ活発に活動しています。 森林作業は危険をともなうので、万一のときに備え森林ボランテイア保険に加入しています。 その他、特に力を入れているのは「もりの手紙」の編集で、倶楽部発足後、毎月欠かさず発行しています。 Q 活動のモットーは? A 「自分にできることから」「里山づくり、学ぼう、磨こう、楽しもう」をモットーに、活動を展開しています。 バラエテイのある楽しい活動にするため、間伐材を利用した木工クラフトをしたり、シイタケの菌打ちや炭焼きをしたり、木の実を酒に漬けたりしています。 昨年開催した「森の演奏会」は大好評で、400人くらい集まりました。子どものための自然体験「かぶと虫の巣づくり」なども、皆さんに喜ばれています。 Q 賞をもらわれたとか。 A 平成15年、厚生労働省から「ナイスアシスト賞」をいただきました。ボランティア活動を積極的に推進しているボランティア団体として評価されたんです。団体としては広島県で初めて受賞だけに、本当に嬉しかったですね。 Q これからの活動は、どんなことに重点をおかれますか。 A 子どもを含めたあらゆる世代が参加できる環境プログラムづくりと、地域・行政・企業などとの「協働」です。そのためには、「山こわし」にならないよう、より高い技術と豊富な知識を身につけ、たよりにされる倶楽部にならなければと思っています。 Q 最後に山本さん個人の感想を一言。 A 森の中で汗を流す爽快感は、なんともいえないですね。とてもいい「気」をもらえます。山に入るたびに何らかの気付きがあり、啓発されています。 もりメイト倶楽部はとても楽しい会です。1人でも多くの方の入会をお待ちしています。 |
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