「トライアスロン」ってご存知ですか
亀井清光さん
|
トライアスロンは、水泳・自転車・マラソンを組み合わせた、すこぶるハードな競技で一名、アイアンマン[鉄人レース]とも言われる。
この競技に20年間打ち込み、60歳を超えた今も現役として活躍する亀井清光さんを訪ねた。
|
|
トライアスロンの競技の種類
単位 km
| 区分 |
ロング
(180km以上) |
ショート
(オリンピックディスタンス)
(世界大会の85%) |
ミニ |
ジュニア |
| スイム |
3.9 |
1.5 |
0.4 |
0.1 |
| バイク[自転車] |
180.0 |
40.0 |
18.0 |
3.0 |
| ラン |
42.2 |
10.0 |
4.2 |
1.0 |
| 距離トータル |
226.1 |
51.5 |
22.6 |
4.1 |
| 所要時間 |
8〜13時間 |
2時間 |
- |
- |
|
Q まず最初に、トライアスロンはどんなものか教えてください。
A トライは3、アスロンは運動種目を意味しており、トライアスロンはこの2つを組み合わせた造語です。
つまり、3種複合種目ということで、同一人物が水泳[スイム]、自転車[バイク]、ランニング[ラン]の順に連続して行う競技です。
Q 競技をする距離と所要時間はどのくらいですか。
A ロングは180km以上で、8時間から12時間くらいかかります。
ショートは51.5kmで、2時間くらいです。世界大会の8割がショートで、オリンピックディスタンスになっています。その他、ジュニア向けの4.1kmなどがあります。
Q 8時間以上もかかる競技とはすごいですね。いつ始まったんですか。
A 1977年です。こんな話があります。
「ハワイにはスイム・自転車レース・マラソン、3つの耐久レースがあるが、一番きついのはどれだろうかという質問
が出たとき、3種目全部をやるのが一番きついという返事が返った。それなら3つ一緒にやろうということになり、競

亀井清光さん
|
技が決行された。これがトライアスロンのルーツである」
Q 比較的短い歴史なんですね。日本に入ったのはいつですか。
A それから4年後の1981年です。皆生温泉で開かれました。トータルの距離は185.2kmです。
Q 何人くらい参加しましたか。
A 1800人くらい申込があり、その中から650人が出場しました。これだけ厳選されても、100人くらいリタイアが出たんです。
Q たいへんな競技ですね。現在の競技人口はどのくらいですか。
A 協会登録者は全国で2万人、潜在人口は25万人と見られています。広島は登録者が350人、潜在人口が約2000人です。全国・広島ともに、この倍くらいにはしたいと頑張っています。
Q 男女別、年齢別構成比は?
A 男女別は7:3です。女性だからということでハンディは設けていません。同じコースを同一スタートです。
40代が最も多く、続いて30代、20代の順になっています。世界の最年長者は87歳、日本は78歳です。岡山の77歳の方は胃がんの手術をされたのに、今も元気に頑張っていらっしゃいます。
Q 亀井さんが初めて出場されたのはいつですか。
A 19年前の43歳のときでした。
Q それから病みつきですか?[笑]
A そうです。15年前、トライアスロンに自分の人生を特化したいということで、会社を辞めたくらいですから。
当時勤めていた会社は、外資系の会社で転勤があったんです。それで悩んだあげく、妻に相談したんです。

ゴールインする亀井清光さん
右は奥さんの由美子さん
|
 |
Q 奥さんの許可が、よくおりましたね[笑]。
A 人生に往復切符はないから、好きな道を進んでくださいと言ってくれたんですよ。
Q なるほど、いい奥さんですねえ[笑]。毎年どのくらい出場されましたか。
A 年平均して5回くらいです。
Q 一番印象に残っていることは?
A サイパンカップエージグループで2位になったこと。嬉しかったですね。そのときの感激は忘れられません。
Q 亀井さんの心をかくまで捉えて離さないトライアスロンの魅力は、どんなところにありますか。
A トライアスロンは人生のロマンです。
スイムの水は胎内の羊水。
バイクの走る道にはアップダウンがあり、なにが起きるかわからない人生そのものです。
ランは、大地を踏みしめてゴールを目指す。こんなトライアスロンに惹かれています。
Q 競技をしているときで一番感動するのは、どんなときですか。
A もちろんゴールインするときです。ゴールインする人には、全員オーラが出ています。へとへとになってゴールインしてくるみんなの目には、涙が浮かんでいます。この感動は銭かねでは買えません。
自分を褒めてやりたい。エネルギーを贈ってくださった応援者の皆さんに感謝したい。こんな身体に生んでくれた両親に感謝したい。こんな気持ちで胸がいっぱいになります。
完走すれば、トップもビリもありません。全員が勝利者なんです。皆がお互いに称えあっています。
|
|
 |
◆亀井清光さんのプロフィール
・1940年広島県生まれ。
・修道高校、日本大学卒
・日本ユニシス、ヒロケイ[定年退職]、[株]ふるがいち営業部マネージャー。
・広島県トライアスロン協会 副会長
・社団法人 日本トライアスロン連合 理事
・2000年/シドニーオリンピック・トライアスロン日本代表選手選考委員
・2001年/ニュージランド・ネーピア・トライアスロン派遣選手団長
・第1回トライアスロン・サイパンカップエージグループ2位。
・日本選手権瀬戸内マリンブルース大会エージグループ5位。
・全日本トライアスロン皆生大会7回出場。 |
|
|
バックナンバー
|